![]() NTTコミュニケーションズ、社内用のポスター |
グローバル化した資本主義により益々拡大する南北間の経済格差や、またエンロンやワールドコムなどの事件に見られるようなあまりに短期的な視点に立った経済活動などにより、企業の責任は果たして従来型の利潤追及だけで良いのかと問われています。そんな中、近年欧米を中心に、CSR(企業の社会的責任)が注目されています。企業の持続可能性にとっても環境や社会的側面の重視が必要であるという認識が広がり、こうした中で「トリプル・ボトムライン」というコンセプトが誕生しました。「トリプル・ボトムライン」とは企業の持続発展のためには財務面の成果(利潤の確保等)だけではなく、環境面、社会面の成果を総合的に高めていくことが必要であるとの考え方です。 現在、日本でもボランティア休暇やNGOへの募金など、企業による社会的な活動があり、社会貢献の役割を果たしています。しかし、それらは本業の企業活動とは離れた、企業活動によって得た収益の一部を社会に還元する「付け足し」のように行われています。しかしCSRはビジネスの中核となる活動にとってオプショナルな「付け足し(add-on)」ではなく、いかにビジネスをしていくかという方法そのものです。 例えば、多くの企業が原材料や部品の調達に関して環境や人権に配慮をしているかなどのCSR的な観点から定めた「行動規範(COC)」をサプライヤーにも求めています。この「サプライチェーンマネージメント」の考え方は、生産物や原料を生産する途上国の人々の生活や環境を守る「フェアトレード」の考え方と一致するものであり、CSRの重要な側面と言えます。 企業内、自治体内のフェアトレードの取組み方について |