2004年7月20日

 

■フェアトレード認定マンゴーの第一弾がセネガルから到着

数日前から、ユニコープ・フィレンツェチェーンのスーパーマーケットで、フェアトレード認証の、公正に取引された初めてのマンゴーが販売されている。これは南半球の労働者が関わる生産物の中では全く画期的なことである。セネガルのカザマンス地方の小規模生産者の組合であるAPADは、マンゴー生産でフェアトレードに承認された初の組合というだけでなく、初めて、生産業者でありながら輸出業者も兼ねている。この画期的な結果を出すことができたのは、Cospe(途上国発展援助組合:1988年からAPADに協力しているフィレンツェのNGO)の農業協力プロジェクトのおかげである。実際、Cospeは、商品の多様化と農耕技術の改善、職業訓練、生産者の技術や経営能力の強化、商品化へのルートのリサーチなどの支援をしてきた。これらが不足していることが、まさに一番の問題なのである。セネガルの生産者は現地の仲介業者のあくどい手口と対峙しなければならないのだ。

バナバナと呼ばれるこの仲介業者は正にやりたい放題である。彼らが値段を決め、商品の実際の重量を考慮せずに、果樹園の生産量をだいたいで評価する。このために、APADは果物を直接輸出することを選んだ。しかしそれは、外国であるガンビアを横断し、ダカール空港までの二日間の長い陸上輸送のリスクを背負うことになる。このダカール空港から、イタリアへ荷物は送られた。FLOに登録しているアマトレード社がこの最初に送られた分の果物を輸入し、今はユニコープ・フィレンツェの店舗で販売されている。フェアトレードのマンゴーを購入することで、消費者は小規模生産者の組織であるAPADを支援することができるのだ。APADは果樹栽培や養蜂、生産物の商品化の促進、また環境保護のために活動している。124人の会員がおり、この会員の所有する果樹園面積は平均1.5ヘクタールだが、米などの他の農産物も導入する予定である。これら他の農作物は、だいたいにおいて機械を使わずに家族単位で栽培され、その家族の生活の足しになる。各々の会員は家族管理の小さな農業グループであり、APADは約2000人の生活に関わるコミュニティだ。このカザマンス地方は、独立運動とセネガル政府の抗争で政治的不安定を20年以上前から被っており、またインフラの不足で深刻な経済危機に陥っている。そのような地方では、生産した果物を海外で販売できるということは社会的経済的発展の大きなチャンスである。今、カザマンス地方ではマンゴーの販売で何かを変えることができる。女性や若者の雇用が促進され、小規模生産者の契約上での権力が強くなり、農民は生産物を生かして、社会性のある新しいプロジェクトに投資することができるのだ。

 

http://www.transfair.it/site/news/040720.html

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