はじめに 2003年9月。韓国の農民Lee Kyung-Hae氏はメキシコのカンクンの浜辺で自殺した。そこから数メートル離れたところでは国際貿易機構(WTO)大臣級閣僚会議が行われていた。その会議では国際経済のプレーヤーたちが発展途上国の人々に生産手段や市場へのアクセスを確保するための国際貿易ルール拡大のための話し合いがなされることになっていた。 Lee Kyung-Hae氏は既に破産していた。WTOカンクン会議が開催されたその年に韓国市場はオーストラリア産の家畜輸入自由化を既に断行し、韓国市場の食肉価格は崩落していた。こうした経緯からLee Kyung-Hae氏はカンクンに赴いた。結局、会議は失敗に終わった。先進国はまたもや自国の利益を優先するためにダンピング政策や保護主義政策の廃止を拒否し、国際農産物製品の価格を最安値に押さえ込み続ける政策を支持した。こうした結果に完全に絶望したLee Kyung-Hae氏は自殺するに至った。 ここで3つの事項を確認しておきたい。1つ目:発展途上国の生産者たちは自らの生活のために、そして消費者に優れた製品を供給するために苛酷な労働に就いている。2つ目:こうした特別な例以外にも小規模生産者の現実的困難から発する彼らの絶対的要求を直視しなければならない。最後に:最も貧しいものたちが一生懸命苛酷に働いて生産した製品を販売することによっても、彼らがきちんとした生活を送れないような条件で国際貿易のルールが確立されているのであれば、グローバリゼーションが発展や繁栄をもたらすと力説したところで空しい。 より公正なる貿易モデルは存在する。フェアトレードとは発展途上国の生産者が彼らの製品を彼らの労働を理解してくれる消費者や貧困からの脱却を目指す生産者を支持する消費者に販売することを可能にする。 2003年度には世界でのフェアートレード・ラベル製品の販売量は約42%上昇した。(2002年度は20%)先進国の消費者はますますフェアトレードを選択するようになってきた。FLOに認定された生産者たちは尊厳と希望を取り戻した。すなわち、彼らは家族を養えるようになり、医療サービスを享受できるようになり、子どもたちは学校に行けるようになった。いわば彼らの経済社会発展を組織し構築できるようになったわけだ! マックス・ハベラー・フランス代表 Victor Ferreira
フランス並びに世界での結果と進展 製品と生産者の側面 2003年度FLO現況と国際状況 フランスでの活動 2003年度収支決算報告 組織図並びに謝辞フランスでの成果 2003年度にフランスでは3931トンのマックス・ハベラーのラベルを付けた製品が商品化された。これは2002年度比で75%の増量である。ラベル製品の総販売売上高は3700万ユーロを達成した模様である。(注:ラベル製品の小売段階での推定総販売売上高であり、マックス・ハベラー・フランスの総販売売上高ではない。) 2002年は新製品販売の年であった。(チョコレート、砂糖、オレンジジュース、米)2003年度はこれらの製品を市場に根付かせる時期であった。こうした政策は購入できる製品の種類品目の拡大と新規ラベル業者の参入(2002年の30社から2003年には51社に増加)によりフェアトレード製品のさらなる多様化を確保したことによるものである。全体では93種類の新製品が店頭に並び購入できるフェアトレード製品の幅がさらに広がった。2003年末にはマックス・ハベラーのラベルを付けた製品の供給品目数は300種類にのぼった。 家庭外の消費に関する製品の供給幅も拡大した。紅茶、チョコレート、フルーツジュース、米などが職場の食堂や企業のレストラン、また、ホテルやバー、レストランなどにより浸透し始めた。自動販売機へも浸透。2002年の自動販売機3機から2003年には21機と急上昇。 販売量が最も拡大した製品は多品種取り揃えたフルーツジュースである。チョコレートもまたチョコレート専門店で大きな成功を収め、紅茶は30種類に渡る新製品が市場に投入された。米については販売量が3倍に跳ね上がった。 流通経路についてはフェアトレード製品の60%は、大規模及び中規模小売店業者によって商品化されている。フェアトレード・ラベルを付けたコーヒーを1つでも扱う小売店の割合は2002年の64%から2003年には80%に上昇。他の流通経路については以前よりも重要な役割を果たしている。残り30%は有機栽培専門店やフェアトレード専門店、焙煎業者、チョコレート専門店による商品化となっている。残りの10%は家庭外消費による商品化である。 2003年には29カ国65の生産者組合(2002年度は9つの生産者組合であったが)がフェアトレード条件でフランス市場に参入することとなった。 こうして約31万7千の生産者や労働者の生活水準をフェアトレードにより改善したことになる。販売量増加の数字の背後にある状況を検証する必要がある。フェアトレード製品の継続的消費とは、こうした生産者団体の自立的持続的発展の可能性を年々強化していることにつながっている。
マックス・ハベラーのラベル委託業者とはライセンス契約に基づいて国際フェアトレード基準を遵守している輸入業者及び企業を指す。ライセンス契約は企業と生産者組合の貿易形態関係の枠組みについてマックス・ハベラーと企業が契約を交わす。この契約において企業は、生産者組合と製品ごとの最低買取り価格や仲買人を極力排除した直接商取引、継続的商取引などの事項について合意する。また、FLOないしマックス・ハベラーによる商取引監査や認証手続きや啓蒙活動、生産者支援などの経費を賄うためのラベル使用料に関する事項についても契約を交わすこととなる。詳しくは下記のサイトを参照。 1993年から2003年: フランスにおいてフェアトレード・ラベルが登場して10年経過 1993年、マックス・ハベラーのラベルを付けた高級コーヒーがフランス全土で30軒ほどの店舗で扱われ始めた。そのコーヒーはメキシコ、グアテマラ、ハイチ産の小規模生産者組合により生産されたものであった。それから10年の月日が流れた。 1993年に国境なきエンジニア、CICDA及び市民の連帯という3つの組織が中心となりフランスにマックス・ハベラーが誕生した。オランダにおいては1988年以来、マックス・ハベラー・ラベルが市場に出回っていた。マックス・ハベラー・フランスの目的はフェアトレードを民主化することでありフランスにおいてより多くの人々がフェアトレード製品を購入できる体制を築くことである。 マックス・ハベラー・フランスでは国際フェアトレード基準に準ずる企業活動を採用する意思のある企業を探すことになった。コーヒー焙煎業者のLobodis社がこの最初の企業となった。「当時、フェアトレードは素晴らしいアイディアだと誰もが認めたが、これを採用するものは誰もいなかった。」Olivier Bernadas氏は回想する。その4年後、産業界の風向きが変わる。さらに2社のコーヒー焙煎業者がフェアトレードに加わる。マックス・ハベラーのラベルを付けたコーヒーの種類も少しずつ拡大してアラビカ豆、やロブスタ豆、エスプレッソやカフェイン抜き、豆やブレンドというように選択肢が充実してきた。また、紅茶の通信販売がこの時期に始まった。2001年には大手流通業者がフェアトレード・バナナを扱い始める。2002年から2003年にかけてチョコレート、米、砂糖、フルーツジュース、ハチミツが登場した。 大手流通業者に関しては1998年にモノプリが初めてフランスでマックス・ハベラー・ラベル製品を扱うこととなった。始めは消極的であった他の大手流通業者においても消費者の要求を無視することはできず、商品棚にフェアトレード製品を並べ、または、自社のフェアトレード製品を陳列するようになった。 マックス・ハベラー・ラベルは最高の選択肢として広く認知されており、FLOでは毎年、このフェアトレード・システムに加入したいと申し出る300の生産者団体に対して必ずしも良い返事ができないでいる。 棒グラフ上から
2003年末時点でFLOでは、アフリカ、ラテンアメリカ、アジアの49の国々に在する422の生産者並びに労働者団体と活動している。その約半分がコーヒーの生産者組合であり、63の紅茶の生産者組合、17のフルーツジュースの生産者組合、13のカカオ生産者組合となっている。全体では100万人の生産者がラベルを付けた製品の販売の恩恵を被っていることになる。 輸入業者、輸出業者、委託業者合わせて464の企業が19カ国において自社製品にラベルを使用することを許可されている。2003年から2003年にかけてラベル製品の総販売量は42%増を記録し、推定4億ユーロの総販売額を生み出している。(注:この数字はFLOの販売額ではなくラベル製品の推定小売総額である。)8万3千761トンの製品がラベル製品として商品化された。最も販売量が伸びた製品はカカオであり110%の伸び率を記録、そして次は砂糖の79%増となっている。 イギリスとスイスがフェアトレードの最も重要な市場となっており、ラベル製品の総販売量はそれぞれ2万4千212トンと2万3千336トンとなっている。アイルランド市場とイタリア市場が最も急拡大し、それぞれの総販売量は701%増、405%増となっている。 2003年には生産者の発展支援が目的である「生産者サポートネットワーク」は、ペルーでは生産者組合組織の強化、メキシコではマーケティングについての作業部会の設置、アジアやアフリカでは労使同人数委員会の設置といった活動を精力的に行っている。 国別1人当たりフェアトレード・ラベル製品への出費額 コーヒー
紅茶
カカオ
バナナ
砂糖
フルーツジュース
米
パイナップル
注
「マックス・ハベラーは芽を出し、根を張る豆を植えつけた。」これは1992年コーヒーの生産者組合であるChajulenseがFLOによる認定とマックス・ハベラーとの活動1周年を記念して書き残した文章である。このグアテマラの生産者組合についての最新の監査調査結果によれば「この組合がフェアトレードと有機栽培の認定を受けて以来、Chajulenseの農民の生活条件には、社会・経済・政治といった観点において明らかな改善が確認できる。」との記述がある。 今日に至るまでフェアトレードの報奨金によりChajulenseのメンバーは従来の貿易を通してよりも150万ドル余分に収入を得たことになる。 「10年前までは我々の子どもたちは8歳を過ぎても学校に通えなかった。なぜならば学校への道も、通学するためのバスもなかったからだ。だが今日、子どもたちは学校へ通えるようになった。」コスタリカにあるコーヒーの協同生産者組合であるCococafeの代表Sabino Brenes氏は語る。 1996年にCococafeはHijios del campo財団を設立した。その財団の目的は教育の普及である。現在までに1500人の生徒が中等教育や大学教育の奨学金を受け取った。奨学金の受給者の54%が女性である。この財団では同様に224の地方にある学校に対して財政支援をしている。 1993年にはガーナのカカオ市場自由化に伴って、カカオ栽培者グループが連帯した。彼らは独立した形でカカオの収穫や販売を手がけようと試みた。こうしてKuapa Kokooを設立し、“bon cacao ”協同組合を結成した。今日、3万人の栽培者が自ら収穫し、計量し、袋詰めしている。その栽培者である1人は語る。「以前、我々は買い付業者に計量の際に騙されていた。収穫金額は少なく、報奨金もなかった。私はKuapa Kokooに加入したのは、我々の抱える問題のいくつかを解決することができる唯一の組合であると思ったからです。彼らは人を騙すことなく農民の良心を持って商売に専念しています。」 「マックス・ハベラーのラベルを付けた製品を買うことは、生産者側にもきちんとした支払いがなされていることを保証するものであります。」エチオピアのOrimiaコーヒー協同組合のTadesse Meskela氏は語る。 2003年に認定されたエチオピアのコーヒー生産者は従来の買い付価格であるパウンドあたり0.5ドルに対して1.26ドルを受け取っている。これは生産者によって100ドルから1000ドル余分に受け取る計算となる。
FLOインターナショナル2003年の活動 中期目標 2003年12月FLO理事会では2003年から2008年までの戦略について話し合った。今後の5年間におけるFLOの戦略について話し合いが行なわれた。生産者組合並びに貧困に窮する労働者に対し目覚しい発展をもたらすためには国際基準や認定基準の進化、商品化に至るまでの調査、そして生産者支援が必要である。以下に掲げる3つの数値目標を設定する。
FLOとFLO-Certの友好的分離 2003年9月15日にFLOではその認定部門をFLO-Cert有限会社として商法上分離させた。独立法人としてのFLO-Cert有限会社は、認定作業過程の透明性をより確保するためにISO65(認定組織のための世界品質基準)に応じて、またFLOの責任を限定するために創設された。 FLOとの太いつながりと補完的な関係は、FLO-Cert有限会社の生命線であり、また、社会的認定機関として活動するための前提条件である。ラベル条件、認定条件、生産者支援、マーケットリサーチといったラベルに関する異なった業務間に常に存在する相互作用によって社会的認定機関としての役割を担っていき、発展途上国の生産者に本当の発展をもたらすことができる。
FLOインターナショナルの使命
情報公開と有言実行 フェアトレード流通経路の認証行為が認証システムの有効性をより高めるうえで国際的基準に則って実行されることを担保するために、FLO-Cert有限会社ではISO65規格承認を目指して手続きを開始した。ISO65(EN45011)規格とはマネイジメント品質システムを保証するものでもある。このISO65規格を獲得できればFLO-Cert有限会社のすべての手続き並びにその意思決定の過程について毎年監査を受けることになる。こうした監査手続きを実行することにより組織の問題や業務の潜在的効率性を顕在化させ、こうした問題を解決していくことになる。ISO65に承認されることでFLO-Cert有限会社の生産者組合や他のビジネス関係者に対する認定業務の透明性と客観性は、さらに確保されることになる。
FLO-Cert有限会社の活動
FLOの国際フォーラム 2003年9月9日から12日にかけてロンドンにおいてFLO国際フォーラムが開催された。このフォーラムは2年ごとにFLOフェアトレードに関与するものが集まって開催される。すなわち生産者・労働者組合、輸出業者、輸入業者、加工業者、ラベル委託業者、各国推進団体、協力NGO団体などが参加者である。世界51カ国より300人(そのうち110人が生産者)がこのフォーラムに参加し、その議題は、ラベル並びにFLOの政策と戦略について討論し、これを発展させることにある。 FLOインターナショナル及びマックス・ハベラーのシステムを改善するために作業グループ、作業部会、総会を通じてフォーラム参加者は様々なテーマについて話し合った。テーマとしては前払い制度、検査手続き及び異議申し立て手続き、価格設定についての政策なであった。 フォーラムでは選挙によってFLOインターナショナルの理事会における生産者組合の代表、並びに産業界の代表が選出された。この選挙はFLOインターナショナル及びマックス・ハベラーのシステムに関与するすべての関係者により民主的な手続きを経て行なわれる。それぞれの団体から選出された代表者を通じてフェアトレードに参加するすべての関係者は、FLO及びその理事会の意思決定過程にそれぞれの意見を反映させ、参与することとなる。 このフォーラムはカンクンでの第5回WTO大臣級会議直前に開催され、5日間の開催の後、WTOのドーハ・ラウンドに参加したすべての国々に対して声明を発表した。その声明は、WTO参加者全員に対して自由貿易に基づいた経済政策遂行の結果、大部分の小規模生産者家族の生活は深刻な状態に陥っている現状を訴え、また、こうした状況を改善するもう1つの貿易モデルが存在することを認知させる内容であった。FLOと各国推進団体は、国際貿易により公正なるルールを適用することで将来性のある貿易モデルを構築しながら経済発展を推進できるという大原則を今後とも主張していく。
FLO理事会の12人のメンバー
各国推進団体より6人の代表 Paola Ghillaniマックス・ハベラー・スイス代表 Harriet Lambフェアトレード財団(イギリス)代表 Simon Pareマックス・ハベラー・フランス監査責任者兼研究開発責任者 Gunnar Odegaardマックス・ハベラー・ノルウェー代表 Paul RiceトランスフェアーUSA代表 Stephan Peijnenburgマックス・ハベラー・オランダ代表
生産者・労働者組合より4人の代表 Victor PerezgrovasUnion Majomut代表(メキシコ/コーヒー) Raymond KimaroキリマンジェロNaitve協同組合(タンザニア/コーヒー) Geethal PeirisKotagala紅茶プランテーション代表(スリランカ/紅茶) Gilmar LaforgaCoagrosol(ブラジル/オレンジジュース)
ビジネス界より2人の代表 Marc Bontempsオックスファム・ベルギー代表 Rick PeyserGreen Mountains代表(USA)
活動報告 これまでの経済主体により公正なる貿易に取り組んでもらうこと、そしてフランス人にフェアトレード啓蒙すること、この2つがマックス・ハベラーの挑戦である。2003年には「フェアトレード・コットン」プロジェクト実行を成し遂げ、フェアトレード活動の社会的認知を強化し、また、フェアトレード週間の際には大きなイベントを行なった。
フェアトレード・コットン・プロジェクト 外務省、企業発展センター、Dagrisグループ、マックス・ハベラー・フランスではお互いに協力してコットン繊維のフェアトレード製品開発に向けて研究を重ねた。このプロジェクトは、マックス・ハベラーが連体優先基金(Fonds de Solidarite Prioritaire)に財政出動を訴えていたものであり、西アフリカや中央アフリカをはじめとする発展途上国のコットン生産者が陥っている危機的状況を改善することを狙っている。手始めにアフリカの4つのフランス語をしゃべる国、セネガル、マリ、ブルキナ・ファソ、カメルーンにおいてフェアトレード・コットン・プロジェクトを推進するために最も大きな潜在的があると判断した。市場調査を念入りに行った後、また、2002年にこの分野の専門であるNGOと連携を図り、2003年にマックス・ハベラーはコットン生産についてのフェアトレード基準を打ち立てた。同時進行でマックス・ハベラーではパートナーとなる企業、流通経路、裁縫工場の生産者を選定した。2003年は、このように流通経路の確立に時間を費やした。2004年はこの認定作業を行なう予定である。選定された生産者を監査し、繊維並びに裁縫工場において社会的最低基準が遵守されているかどうかを検証していく。市場調査を入念に行い、コットンをベースとした製品をフランスの流通業において発売するためのブランドやマークの確立といった作業を経て、マックス・ハベラー・ラベルのフェアトレード・コットン製品は、2004年末にはフランスにおいて購買可能となる予定である。
フェアトレード・ラベルとは公的利益を追求するものである。 1月24日にジョン・ピエール・ラファラン・フランス首相は、2003年の公益キャンペーン大賞にマックス・ハベラー・フランスを選出した。 フランス・マックス・ハベラーの外、他の受賞団体も明らかとなる。他の3つの受賞団体は次の通りである。ユニセフ・フランス委員会、Cyclamed(環境保全団体)、献血推進連盟。マックス・ハベラー・フランス代表のVicor Ferreira氏は語る。「今回の受賞によりフランスにおいてフェアトレードはその真価を認められることになるでしょう。“公益”という語源が指し示すように、この公益こそがフェアトレードの精神であるからです。フェアトレードは発展途上国の生産者のみならず市民、消費者、企業、地方公共体、政府政策責任者にも恩恵をもたらすことでしょう。
Fair(e) Actualites フェアーな行動・現況報告 2カ月おきのフェアトレード現況報告書 2003年5月にマックス・ハベラーは現況報告書を出版した。定期購読者にむけてこの現況報告書では2カ月おきにマックス・ハベラーによるフェアトレードの進展具合について様々な人々に認知してもらおうという目的で発行されている。この小冊子の内容は5つの大きなテーマに大別できる。
第3回フェアトレード週間 2003年5月3日から18日の間に12人の生産者がフェアトレード大使となりフランス全土を駆け回った。2台のフェアトレード・バスがフランス全土を駆け回り、数々の催しを通してすべてのフランス国民にフェアトレードを説いて回った。実録映画、教育的発表、ラベル製品紹介、会議、スライドショー、学校訪問、店舗先でのイベントなどを行なった。こうした催しの目的は以下の2点である。
12人の生産者たちはフランス全土トータル1万6000キロを走破した。200の会議を開催し、そこで生産者たちはフェアトレードがもたらした影響について語り4万人以上が詰め掛けた。2台のフェアトレード・バスは4000キロを走破し、2万人の人々を集めた。街の中心にバスを止め、フェアトレードについて市民に視覚的に訴えかけた。174人の参加者(マックス・ハベラー、地方公共体、ラベル委託業者)のおかげで750以上の催しものが開催され、フェアトレードの必要性について訴えた。約30万人の市民がこの催しものに詰め掛けた。フェアトレードの生産者によるフランス周遊は2ヶ月間にわたって423回メディアに取り上げられた。これは1日あたり7回メディアが取り上げたことになる。184の地方公共体やフランス鉄道広告の協力により5624枚のポスターが15日間にわたってマックス・ハベラー・ラベルのために用いられた。
www.maxhavelaarfrance.orgが新しくなる。 2003年3月にマックス・ハベラーは国際ラベルが新しくなったことでそのサイトを一新した。 信頼性と情報開示 生産者から消費者までの流通過程におけるフェアトレード認定業務や監査業務に関するすべての情報 製品へのアクセス並びに製品情報 様々なフェアトレード・ラベル製品の紹介並びにその販売拠点 フェアトレードがもたらす発展途上国への影響 発展途上国における阻害されている生産者の生活及び労働条件に対してフェアトレードがもたらした具体的な影響についての考察 フェアトレードへの取り組み 地方公共体や企業の公正なる購買政策により実行された契約事項などに関する情報 フェアトレードについての情報 ラベルの現状、フェアトレードの歴史、ラベルの機能、ラベル製品の販売結果、最新のプレス発表、写真展、フェアトレードに関与するフランス及び世界の関連トピックスなど。 フェアトレード フランスにおける新しい分野であるKatell Pouliquen氏の「フェアトレード」がMarabout出版社より出版され、特にコーヒー、紅茶、バナナ、チョコレートに関してのフェアトレード製品の完全なる情報が満載されている。また本書には具体的なイラストとともにフェアトレードがもたらした発展途上国における生産者に対するインパクト、消費者への信頼、また、フェアトレードの歴史並びにその推進過程に関する記述が満載されている。 年間収支決算報告書 2003年度の収支決算についてポイントは2つある。1つには35万ユーロの赤字。もう1つにはラベル収入量が約2倍に上昇したこと。ラベル収入が57万8千ユーロに達し、収入全体の49%を占めている。必要経費と2年連続してのFonds de Solidarite Prioritaireの枠組みによる外務省の補助金、そして2002年9月に補助金給付が決まっている3年連続にわたる補助金との関係によりこの赤字を説明していきたい。最初の補助金は2004年2月と7月に支給され、残りの補助金は2005年初頭に2回目の補助金に加えて支給される。 2003年12月31日 マックス・ハベラーの理事会により依頼を受けたマックス・ハベラーの年間収支決算報告書を作成するにあたってフランスの商法に則り厳正かつ忠実に作成したことをここに証します。
マックス・ハベラー・フランスの理事会及び監査委員会のメンバー一覧、並びにその組織図一覧表 感謝の意 財政上のパートナー 協力団体 地方での協力団体及び協力してくださった方々
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